よこはまウォーキングポイントを活用した
事業所・団体の取組(2022年)
今回掲載する取組は、2022年7月から12月に実施した「ENJOY WALKING 2022」キャンペーンでウォーキングポイントを活用した健康づくりの取組募集にご応募いただいた事業所・団体様の取組です。
本取組にご応募いただいた事業所・団体
理化学研究所 横浜事業所
- 事業内容
- 自然科学の総合研究所
- 代表者名
- 所長 末広 峰政
- 従業員数
- 1,653名
- 住所
- 鶴見区末広町1-7-22
運動するきっかけ作りと厚生施設の利用促進&
ウォーキングセミナーとイベント開催
コロナ禍での在宅勤務が増える中で、運動不足やストレスの解消と運動するきっかけへ繋がるように、以前より事業所として参加していた、よこはまウォーキングポイントアプリを活用したイベントを開催しました。2022年1月の1か月間を「よこはまウォーキングポイントへ参加して歩こう」キャンペーンとし、厚生施設の運営業者の協力の下で、アプリ画面を見せた方へ各厚生施設(食堂、売店等)の特典を付与しました。また、事業所内の歩数ランキング上位3名にも別途特典を加えて競争意識も高めつつ、実施することができました。
また、2022年の10月には仲間同士で参加できることを目的に、セミナーとイベントを企画しました。まず、ウォーキングセミナーでは正しい靴の履き方、姿勢、歩き方について学びました。さらに実践の場として、設立記念日に「いちご狩り」を企画し片道3.8㎞を歩いて施設へ行きました。また、アプリ登録者やセミナーに参加した職員には厚生施設をお得に利用できる追加特典を用意しました!
セミナーの様子
いちご狩りの様子
取組効果(参加者の声)
- 業務以外で職員間のコミュニケーションを取ることはあまりなかったが、活動を通して事業所単位でのランキングも分かることから、職員間のコミュニケーションが活性化しモチベーションの向上につながった。
- イベントを通じて仲間で一緒に楽しみながら目的地を目指して歩き、達成感を感じられたことで「運動=きつい」というイメージが薄れた。
- コロナの影響で在宅勤務が増えたが、家にいる時間でも姿勢に気をつけたり、簡単に体を動かすだけで気分転換になると気づき、すきま時間にも運動を始める良いきっかけとなった。
- 普段からセミナーで学んだ歩き方や歩数を意識するようになり、通勤時なるべく階段を使うなどより歩くようになった。
- 外国人も気軽に参加できて好評であった。
- 特典で厚生施設の話題を提供することもできて利用促進につながった。
もっと詳しく聞いてみました!
- 取組を行った背景やきっかけを教えてください。
- コロナ禍による在宅勤務が増える中で、コミュニケーションや運動不足、メンタル不調が増えている状況を改善するために、運動するきっかけを提供しようと考えました。また在宅勤務の実施が増えることで利用数の減少した厚生施設の利用促進も目的としました。
- 参加することでお得感も出したんですね!
ウォーキングセミナーはどのように開催しましたか? - 外部のウォーキングトレーナーに依頼しました。ウォーキングの効果、靴の選び方、ウォーキングの正しい姿勢、実技といった内容で1時間半程のセミナーを行いました。
- ウォーキングの正しい姿勢や効果が分かると、ウォーキングがより楽しくなりますね!
最後に他の事業所様へのメッセージをお願いします! - 一番の目的は運動するきっかけの提供です!「本気で運動されている方には順位付け」、「初めての方にはきっかけの提供」といった個人のペースで参加できるイベントを開催することが大切です!
株式会社トライアングル
- 事業内容
- リフォーム(一般リフォーム・介護リフォーム)、販売・メンテナンス(介護リフト・福祉機器)等
- 代表者名
- 代表取締役 名和 靖晃
- 従業員数
- 31名
- 住所
- 港北区新羽町1807-1
月に1回ランキングを発表!サイコロチャンスも!!
よこはまウォーキングポイントへスタッフ全員での参加を呼びかけると共に、月に一度歩数ランキングを発表しています。誰でも楽しく参加できるように、1位の方だけでなく、「サイコロチャンス」としてサイコロを振り、1位+出た目の数を順に足していき合計4人に賞品をプレゼントしています。
月によっては50万歩を超える方もおり、月末は互いに歩数を意識して歩いています。
また、社内イベントとして、毎月のランキングや活動の様子をブログに投稿、SNSでも発表しています。
【株式会社トライアングル 公式ブログはこちら】
取組効果(参加者の声)
- 【建築ユニット 男性】
ランキングを定期的に確認することで、自分の運動量や、ペースを意識するようになりました。追い越し、追い越されを繰り返すので、夜チェックをするのが楽しみです。 - 【総務部 女性】
よこはまウォーキングポイントをやってみて、「週末どこに出かけましたか?」など話すきっかけが増えコミュニケーションが増えたと感じています。行ってみて良かった場所などおすすめの場所の情報を交換することもあり、週末も外出する機会が増え、充実した日々を過ごせています。 - 【設計部 女性】
歩数を気にするようになりました。達成カレンダーのスタンプをためるのが楽しく、毎日それを励みに歩いています。「今日たくさん移動したな」と感じる日は歩数を送信するボタンを押すのが楽しみです。 - 【住宅ユニット 男性】
毎月ランキング発表があるなかで、1位以外に、サイコロチャンスというラッキー賞が3枠あるので、その月1位を目指せなくてもモチベーションが低下せずに歩けています。歩くだけ、という誰でも参加できる手軽さのおかげで、忙しい中でも意識して運動ができています。最終的に数字として歩数が出るので達成感もあり、次も頑張ろうという気持ちになります。 - 【総務部 女性】
自分ひとりではなく社内スタッフ全員で参加しているため、途中で挫折することなく歩けています。毎日の歩数を簡単に記録できるので、意識して積極的に歩くようになりました。 - 【広報部 女性】
1日の歩数を気にするようになりました。歩数が少ない週は、エスカレーターを使わずに階段を上ったり、「週末どこかに出かけよう」と考えるなど行動に変化が出たと思います。
もっと詳しく聞いてみました!
- 今回の取組を行った背景やきっかけを教えてください。
- 従業員の健康的な生活を維持するモチベーションのために始めました。誰でも手軽に始められること、アプリひとつで参加が可能であること、社内レクリエーションとして取り入れやすく、会社独自のルールも作りやすいことなど、参加のハードルが低かったのも選んだきっかけのひとつです。
- 「始めやすい」ことがとても重要ですね!月に1回の歩数ランキングはどのような形で行っているのですか?
- 月に1度社員全員が集まる会議で行っています。ホワイトボードに自身の歩数を書き込み、全員分が揃った時点で順位を集計、写真で記録をとり、ランキングの発表をしています。その後その場でサイコロを転がし、ラッキーチャンスの当選者も決定しています。
歩数をまとめたホワイトボード
サイコロチャンス!!
- 1位の方以外にもチャンスがあるのは嬉しいですね!!
最後に他の事業所様へのメッセージをお願いします! - 弊社は従業員の健康的な生活のモチベーションのために始めましたが、参加をきっかけに、コミュニケーションが増えたり、定期的に行うイベントが増えたりと活気が出てきて、徐々に本来とは別の効果も感じるようになりました。
「歩く」という日常生活で必ず行う動作だからこそ、社内全員が手軽に参加することができました。
継続して続けるには飽きがこないルール作りも必要ですが、元がシンプルな分それぞれの事業所に合うように取り入れられるところも魅力で、オススメです。
株式会社コア・エレクトロニックシステム
- 事業内容
- 電気機械器具修理業
- 代表者名
- 代表取締役 村上 正寿
- 従業員数
- 27名
- 住所
- 都筑区大丸9番16号
ウォーキング清掃実施で健康増進と町の美化を同時に!!
毎年恒例のウォーキング清掃を2022年11月19日(土)に実施しました。この活動は、従業員の健康増進を兼ね、会社周辺道路をウォーキングしながら落ちているゴミを分別して拾う活動で、地域貢献や環境保護の取組も兼ねています。安全面を考慮して、参加者にはビブスを配布し目立つようにしました。もちろん清掃を行う際は、歩数計やアプリを持って行います。開催頻度はコロナ禍で自粛していましたが、年2回程度行っています。
※詳細はこちら
また、例年1月~3月の寒い時期をウォーキング強化月間として定め、チーム対抗で歩数を競います。1番のチームには表彰状と記念品を贈呈しています。
取組効果(参加者の声)
- 通勤経路の美化清掃と共に、参加者自身の心の清掃にもなった。
- 地域住民の方から感謝の言葉をいただいた。
- (危険個所や防災など)通勤経路の安全確認ができた。
もっと詳しく聞いてみました!
- 取組を行った背景やきっかけがあれば教えてください。
- 当社は、横浜型地域貢献企業(最上位)及び横浜健康経営認証(AA)を取得しており、認証の維持並びにクラス上位を⽬指しています。この取組はそのための活動の⼀環で行っています。
- この取組を行って良かったことはなんですか?
- 近隣住民の方からも感謝の言葉をかけてもらえ、「やって良かった」という意見がほとんどです。また、他部門との交流の機会にもなっています。
- 運動不足が解消され、道はきれいになり、さらには他部門の方との交流の場にもなっているなんて一石二鳥どころではないですね!!最後に、他の事業所・団体様へのメッセージやアドバイスをお願いします。
- 代表自らが積極的に関与することが大切です!!
株式会社ベストワン
- 事業内容
- 輸入住宅建材、太陽光発電部材の卸・小売
- 代表者名
- 代表取締役 影山 潤
- 従業員数
- 12名
- 住所
- 港北区新横浜2-12-8 扶桑ビル5F
毎月歩数ランキングを発表!健康促進手当支給も!!
当社はワークライフバランスを大切にしており、仕事だけでなくプライベートや健康も充実できるよう全社員が努めています。効率的に働いて休みはしっかりと休み、無理せずできることからこつこつと「健康の維持と増進」に努めています。その一環として、よこはまウォーキングポイントのアプリを活用して毎月の歩数ランキングを社内で共有し、歩数に応じて健康促進手当が支給されています。参加は任意にも関わらず全員が参加しており、過去半年以上継続して毎月15万歩以上歩いている社員が半数以上を占めています。毎月手当が支給されるのでとても励みになりますし、普段歩いているコースやたくさん歩くコツを社員同士で教えあうなど、切磋琢磨しながら楽しんで参加しています。今後は企業対抗イベントにも積極的に参加していきたいと考えています。
取組効果(参加者の声)
- 【Kさん】
よこはまウォーキングポイントを始めて4年目ですが、社内での参加人数も10人を超えました。会社が歩数に応じて、健康促進手当を設定してくれているので、それを目標に日々歩数を意識して歩いています。エレベーターではなく階段を使ったり、電車や車移動ではなく歩いたり、自転車や時には走ったりしています。また外出する機会も増えました。
人によって歩数はバラバラですが、全員が同じ目標に向かっているので、話題のきっかけや一体感につながっています。何事もそうですが、毎日の積み重ねが重要なので、無理のない範囲でこれからも続けていこうと思います。 - 【Hさん】
よこはまウォーキングポイントに参加する前から階段を使うなどよく歩く方ではありましたが、参加してからは歩数が目に見えて分かり、頑張った分がそのままランキングとなるので俄然歩く意欲が増しました。歩いていると季節の移ろいを感じられて癒されますし、脳や心を整理できます。家路につく頃には気分爽快で、ほどよい疲労感でよく眠れます。 - 【Sさん】
手当が支給され、こんなに歩いているんだと歩数を見てさらにモチベーションが上がります。そのおかげで健康を意識するようになり、歩くことで体力もつきました。 - 【Tさん】
ランキング形式だと上位にいけることが嬉しいので、モチベーションが上がります。
もっと詳しく聞いてみました!
- 今回の取組を行った背景やきっかけを教えてください!
- 弊社の行動指針の一つに無理せずコツコツと健康維持と増進に努めるというものがあり、各自がアプリで簡単に普段の生活で健康を意識できるため取組を始めました。また、よこはまウォーキングポイントは新人さんとの会話のきっかけにもなっており、入社して間もない仲間がよりなじみやすくなるためのツールの一つにもなっています。
- 「無理せずコツコツ」が大切ですね!
歩数ランキングはどんな形で行っていますか? - Excelで作成し、安全衛生推進委員会議の議事録に添付して毎月オンライン上にて全員に共有しております。業務負担もなくペーパーレス化できています。
- 長く続けるためには事務作業が負担にならない工夫も重要ですね!!最後に他の事業所様へのメッセージをお願いします!
- 人生100年時代、元気で働くためにも健康は欠かせません。ウォーキングは年齢に関わらず運動が苦手な人でも続けやすいと思います。アプリで簡単に参加できておすすめです!
株式会社ファーイーストテクノロジー
- 事業内容
- システム開発
- 代表者名
- 代表取締役 山本 慎二
- 従業員数
- 15名
- 住所
- 港北区新横浜3丁目6-12
毎月歩数ランキングを発表!健康促進手当支給も!!
社員向けに、継続してウォーキングを行うことによる健康増進を目的とした「ウォーキング手当」制度を実施しています。
具体的には、【月間の歩数の合計が240,000歩(8,000歩×30日)を超える月が3か月連続で継続できた場合に特別手当を支給する】という制度で、その歩数計測に「よこはまウォーキングポイント」のアプリを活用しています。目標歩数を達成した社員は専用フォームに必要事項を入力の上、手当支給の申請を行うという仕組みです。
申請画面
取組効果(参加者の声)
本件取組を行う以前と比べて、「運動が習慣化できた」という社員が増えました。アプリをインストールしてスマートフォンを持ち歩くだけで気軽に始められる手軽さが社員には好評です。
本取組は決して強制的な社内制度ではないものの、進んで参加している社員が多く、職場の雰囲気も明るくなったように感じます。毎月公表される事業所ごとのランキングについても参考情報として社内のポータルサイトに掲示していますが「いつかは当社も1位になろう!」という、業務に直接関係のない共通の目標が社内で自発的に生まれ組織の一体感が醸成できた点は制度設計時点では意図していなかった良い効果ではないかと思います。
もっと詳しく聞いてみました!
- 今回の取組を行った背景やきっかけは何ですか?
- 2016年4月より社員の健康増進を目的として「BMI手当(健康診断結果のBMI数値が成人の基準範囲内の場合手当を支給)」制度の取組を行っていましたが、BMI数値を測定するための健康診断が年1回のため成果≒手当が出るまでに時間を要した(即時性がない)ことや、社員ごとに基準範囲内のBMI数値を達成するための目標数値に大きな隔たり(不公平感)があり、制度開始時点に掲げた「健康増進の目的」が達成出来ない状況でした。これを改善するため、全社員がより気軽に継続的に取り組める目標として「歩数」を基準とした「ウォーキング手当」制度に2019年10月に改めました。当該制度の歩数計測手段として、横浜市の法人ということもあり事業所単位で参加申込が出来る「よこはまウォーキングポイント」を活用することとしました。
- 確かに歩数はすぐに数値がわかるし、みんな平等に始められるのが魅力ですね!
この取組を行うために工夫していることは何かありますか? - 「参加率向上」と「事務負担低減」です!
毎月発表される「事業所別ランキング」から抜粋した当社の順位を過去記録と比較できるグラフ形式(※1)に加工して社内ポータルに掲載・発信することで制度への参加意欲が上向くよう努めています。また、あくまで通常業務が優先されますので、本件に関する事務作業(手当申請~手当支給)はなるべく簡素化しています。具体的には、目標達成時の申請は各社員が行うのですが、申請忘れを予防するためのリマインド通知(※2)は完全自動化しています。また、社員からの申請手続きは専用の電子申請フォームを用意しいつでもどこからでも申請できる(※3)よう工夫しています。申請データは経理部門とリアルタイムで共有し円滑に手当支給が行えるようにしています。
(※1)グラフ
(※2)リマインド通知 FETCお知らせくん
(※3)いつでも申請可能!
- 事務作業が負担にならないように様々な工夫をしているんですね!!
最後に他の事業所の方にメッセージをお願いします!! - 当社では社員が歩いた「歩数」をウォーキング手当という形で「換金」するという手法で社員の健康増進および運動の習慣化を図りました。ウォーキングはスニーカーとフェイスタオルくらいの初期投資で開始出来ますから、社員に気軽にかつ手軽に運動習慣を構築し、継続してもらうのには非常にうってつけではないかと思います。
また、歩数を計測するための手段として採用した「よこはまウォーキングポイント」アプリのコンテンツは非常に充実しています。掲載されているウォーキングコースや皆さんから投稿された写真を眺めているだけでも楽しいですのでおすすめです。